保育士6年目。
27歳。
年長クラス23人の担任。
2月の寒い朝。布団の中で、私は思っていた。
「仕事に行きたくない…」
職員との人間関係もうまくいかない。
子どもへの関わり方にも自信がない。
毎日、自分のできなさばかりが目についた。
あー、
昨日も、子どもたちは私の話を聞いてくれなかったな。
「トイレ行く時間だよ~」と声をかけても動くのは2、3人だけ。
でも、
もう一人の担任の先生が
「はい、片付けて。」
そう言うと、みんな一斉に動き出す。
その先生の声は、大人の私でもビクッとするくらい威圧的。
そして言われる。
「てんこ先生は、もっと怒ったほうがいい」
泣きそうだった。
「私って、このクラスに必要なのかな」
そんなことばかり考えていた。
…
夫は単身赴任中。
冬は雪で電車もバスも止まり、タクシーもつかまらない。
朝は5時半に家を出て、1時間歩いて出勤する日もあった。
帰りは19時半。タクシーを1時間待ち、片道2,000円を自腹で払って帰る。
体力も気力も、もう限界だった。
辞めたい。
でも辞めたら何もない。
努力が足りないんだ。
周りはもっと頑張っている。
「努力できない私が悪い」
そんな言葉で、自分を責め続けていた。
本当は死にたいわけじゃない。
でも、車に軽くぶつかって入院できたら、仕事を休めるのに。
そんなことまで考えてしまう毎日だった。
仕事が終わると、一人ぼっちの家で泣いていた。
辛すぎて、でもどうしようもできなくて、悲しくて、どうにかしたくて
30歳の自分へ手紙を書いた。
「今の私は人生の過渡期ですか?」

・
・
・
次の日の朝。
私は夫と母にLINEをした。
「仕事に行くか迷ってる」
すると夫から返信がきた。
「体調がすぐれないなら、休むことも選択肢だよ」
って。

でも私は、
「体調が悪くないのに、仕事って休んでいいの?」
と、思っていた。
職員も少ない。
迷惑をかけてしまう。
卒園式も近い。
あー、
行きたくないから休むなんて、
社会人失格。
保育士失格。
そう思って、どうするか悩んでいた。
…
20分後。
母からも返信がきた。
「休みなー。疲れてるんだよ」

その瞬間、
涙が止まらなかった。
ドバドバ溢れてきて、ひっくひっくと泣き続けた。
私は、
「休みたい」
その気持ちを、誰かに認めてほしかったんだ。
その日、
私は人生で初めて仕事を休んだ。
たった1日だけど、私の人生にとっては大きな1日だった。
…
仕事を休んだ日。
ソファに座りながら、自分のこれからを考え続けた。
「なぜ保育士になったんだろう。」
「何がこんなにつらいんだろう。」
「本当はどう生きたいんだろう。」
そこで思い出した。
私は、子育てを頑張っている親を支えたい。
その想いで保育士になったことを。
子どもと関わることも好き。
でも、
それ以上に、育児も仕事も頑張っている大人に寄り添いたい。
もっと自分を大切にしてほしい。
その気持ちが、自分の中で一番大きいことに気付いた。
私はずっと、
「仕事を優先すること」
「つらくても耐えること」
それが社会人として当たり前だと思っていた。
だから、気持ちが落ち込んでいるだけで休むなんて甘えだと思っていた。
でも、
今は「違う」って言える。
自分を1番に考えていい。
そのうえで、社会貢献したいならすればいい。
自分と向き合うというのは、
自分の本心に気付き、自分を大切にした行動をすること。
他人の期待や「こうあるべき」を基準に生きていると、いつまでたっても正解探しが終わらない。
自分の人生なのに、
自分の気持ちが分からなくなってしまう。
…
私が届けたいのは、
あの日の私が一番ほしかった
「自分と向き合う時間」です。
「頑張るか、辞めるか」
その2択ではなく、
その前に一度立ち止まり、
自分の心の声を整理する時間。
今はコーチングを通して、
自分を後回しにして頑張り続けている人が、自分らしい選択を見つけられるようサポートしています。
もし今、
あの日の私のように、
「どうしたらいいか分からない」
「頑張るしかない」
そう思っているなら、
一人で抱え込まなくて大丈夫。話をゆっくり聞かせてください。
あなた自身の答えを、一緒に見つけていきたい方はこちらから。


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